先日、焙煎したデカフェ《カフェインレスコーヒー》「モカ シダモ G4」は、液体二酸化炭素抽出法(CO2抽出法)という製法で作られたデカフェ《カフェインレスコーヒー》のコーヒー豆だったから、というわけではないかもしれませんが、割れた豆が多く、ハンドピックのお世話になるデカフェ《カフェインレスコーヒー》のコーヒー豆でした。
今日は、スイス式水抽出法(Swiss water method)、スイスウォーターという水抽出法で作られたデカフェ《カフェインレスコーヒー》を焙煎して見ましょう。
商品名は「バリ神山 デカフェ」、インドネシアのバリ島で生産されたコーヒー豆を上記のスイス式水抽出法(Swiss water method)でデカフェ《カフェインレスコーヒー》にしたものです。
水に通す製法なので、見た目はとてもきれいです。割れたものも少なく、変色はほとんど見受けられません。コーヒー豆の大きさもほぼ均一で、見た目が違うものが一目でわかったりと、ハンドピックもそれほど手間のかかるものではありませんでした。ハンドピックの作業に関しては、こちらのほうが圧倒的に楽です。
焙煎する前のコーヒー豆の臭いも、多少はしますが、前日焙煎した「モカ シダモ G4」よりはしません。「モカ シダモ G4」は、「ナチュラル」特有の植物の匂い(野生、という表現が正しいかは分かりませんが、荒々しさというか)がしました。食品としては、そちらのほうが好感が持てるかもしれません。今回の「バリ神山 デカフェ」のコーヒー豆は、あまり臭いがしない分、なにか機械的な、人工的な味気のない印象を持ちました。あくまで第一印象が、ですが。
さて、ハンドピックも終えて、いよいよ焙煎です。ハンドピックであまり目減りしない分、分量の調整が楽で助かります。
デカフェ《カフェインレスコーヒー》のコーヒー豆特有かも知れませんが、デカフェ《カフェインレスコーヒー》のコーヒー豆を焙煎すると、目を離すとあっという間にコーヒー豆が大きくなったりします。もしかすれば、そうとう水分を含んでいるのでしょうか?デカフェ《カフェインレスコーヒー》の焙煎に関しては、この膨らむ前後がポイントのような気がします。
やや苦味をつけたいなら結構膨らませたり、あまり苦味がいらないなら、それほど膨らまなあたりで焙煎を止めるなど、お好みの焙煎を探ってみてください。