水抽出法(スイスウォータープロセス)

最近、デカフェについて調べていると、ふと引っかかるものを感じました。

水抽出法(スイスウォータープロセス)、勘違いしていたのかもしれません。

私はてっきり、

コーヒー豆→カフェインとそれ以外の成分を水で抽出→成分が抽出された豆とカフェインと成分の溶けだした水に分ける→カフェインとそれ以外の成分の溶けこんだ水をフィルターにかけてカフェインのみを抽出→カフェイン以外の成分のみの水が出来上がる→それを最初の、全ての成分が抽出された豆に戻す→デカフェの出来上がり

だと思っていました。

(図にするとこんな感じ)

コーヒー豆を水抽出法(スイスウォータープロセス)でカフェインレスにする方法 誤解

しかし、よく調べると、

コーヒー豆→カフェインとそれ以外の成分を水で抽出→成分が抽出された豆とカフェインと成分の溶けだした水に分ける→カフェインとそれ以外の成分の溶けこんだ水をフィルターにかけてカフェインのみを抽出→カフェイン以外の成分のみの水が出来上がる→カフェイン以外が溶け込んでいる水に、他の普通のコーヒー豆(カフェインあり)を浸すカフェイン以外はすでに飽和状態なので、カフェインのみが溶けだすカフェインのみが溶けだした豆が残る→デカフェの出来上がり

(図にするとこんな感じ)

コーヒー豆を水抽出法(スイスウォータープロセス)でカフェインレスにする方法 正解

途中、数工程があるようですが、ざっくり説明するとこんな感じのようです。

もちろん、カフェイン以外の成分を戻す意味もありますが、足し算ではなくて引き算のような工程だったのですね。

自戒をこめて、ここに恥をさらしておきます。

 

デカフェ《カフェインレスコーヒー》のリスクは?

水抽出とCO2抽出は健康上のリスクをもたらさないと言われ、溶媒抽出はコーヒー業界で論争の対象となっています。

溶媒抽出に使用する薬液は、少量でも吸入すると、咳、息切れの原因となります。高用量では、頭痛、吐き気、嘔吐、めまい等を引き起こし、実験動物において肝臓および肺癌を引き起こすことが判明しています。

デカフェが必要とされる理由

 

しかし、1999年にFDA(アメリカ食品医薬品局)は、デカフェ《カフェインレス》コーヒーで摂取する痕跡量が健康に与える影響は少ないと結論づけました。ただしFDAは、残留物は製品の10ppm以下、すなわち0.001%以下に厳格に制限しています。

コーヒー生産者は、酢酸エチルで脱カフェイン化された豆は、その化合物がいくつかの農産物に天然に存在するため、「自然に脱カフェイン化」しているといいます。

要するに、今日のカフェイン処理工程で使用されている溶剤は、以前よりもはるかに安全であり、一般的に微量でしか見つからないということです。

気になるようでしたら、お店の方に抽出方法をお問い合わせください。